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久保農園 (福岡県筑後市)

久保農園

お父様の代から無農薬・有機肥料による栽培を始め、近年は、有機肥料すら使用しない完全自然栽培にチャレンジしている久保農園。代表の久保虎太さんに、お父様から引き継いだ想いや自身のこだわりなどを伺いました。

生産者プロフィール
社 名 久保農園
代 表 久保虎太
創 業 1975年
所在地 福岡県筑後市
公式HP http://www.kash.jp/kubo/
久保虎太 さん
久保虎太 さん
生産者プロフィール
社 名 久保農園
代 表 久保虎太
創 業 1975年
所在地 福岡県筑後市
公式HP http://www.kash.jp/kubo/
「本当に体に良いもの」を突き詰めていく
──まずは、農園について教えてください。
──まずは、農園について教えてください。
私どもは先祖代々、農家としてさまざまな農産物を手掛けてきました。現在は米や小麦、大豆などを主力としており、2006年からは米の一部と大豆の栽培において、農薬や化学肥料はもちろん有機肥料すら使用しない完全自然栽培を実現しています。先代である私の父が、この農法の原型である無農薬・有機栽培に挑戦し始めたのは1970年代のことでした。もともと父は体が弱く、農薬を扱って体調を崩すことがありましてね。そういった自身の経験から農薬の使用に否定的で、本などで勉強しながら減農薬、無農薬、さらには有機栽培へとステップアップしていったんです。
──さらに近年は、自然栽培も実現させたと。
──さらに近年は、自然栽培も実現させたと。
父の代から始めた無農薬や有機栽培を30年ほど続ける中で、「無肥料栽培」という農法を知る機会があって。その時に、これだ!と思ったんです。有機肥料に含まれる窒素だって土壌に残留すれば自然や人体に少なからず影響を与えますし、「本当に体に良いもの」を突き詰めるのであれば、無農薬・無肥料栽培、自然栽培に挑戦しない手はないな、と。長年にわたって無農薬を続け、土壌微生物が活発な状態を維持できていたことも幸いしました。植栽密度を減らし、風通しや日当たりを良くしてあげると、米も大豆も非常に健康に育ってくれました。
──自然栽培が、強い農産物を育むのですね。
──自然栽培が、強い農産物を育むのですね。
そうですね。慣行栽培で育った農産物を人間に例えると「過保護に育て、栄養も与えすぎて太ってしまった状態」と言えるでしょう。そういう人間の方がストレスに弱く、ちょっとしたことで病気になったりしますよね。農産物も同じです。当園の米は太く強く育ち、病気にかかりにくくなるのはもちろん、台風でも倒れなくなるんです。そしてその強さは味にも表れ、お客様からは「他のお米に戻れない」といった声をいただいています。
まだ30年。これからも挑戦を続けていく
──その分、栽培には苦労も多いのでは?
──その分、栽培には苦労も多いのでは?
自然栽培で苦労するのは、害虫や雑草との闘いです。ですが、無農薬だとトンボやカエルといった有益な動物たちも育ちますから、彼らに害虫の駆除をお願いすることも多いんです。雑草に関しては、オーレックさんの水田除草機『WEED MAN』が大活躍しています。以前は他社の除草機を使っていたんですが、オーレックさんが新しい除草機を展開するにあたって、私ども農家の声を聞いてくれましてね。除草機を使う上で普段から不便に思っていたことを伝えたところ、その不便を解消する新たな機構を開発してくれたんです。「現場主義」に非常に好感を持ちました。
──最後に、メッセージをお願いします。
──最後に、メッセージをお願いします。
無農薬や有機栽培に挑戦し始めて30年。この「30」という年数だけ聞けば、長いと感じるかもしれません。しかし農産物を収穫できるのは年に1回だけですから、「まだ30回しか挑戦していない」と言い換えることもできるんです。そういった意味では、現在取り組んでいる自然栽培だって完璧とは言えません。まだまだ改善する余地は大きいと思いますし、これからも向上心を持って、よりおいしいく、より安全な農産物がつくれるよう努力していきたいです。今後とも、私ども久保農園をよろしくお願いいたします。

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