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大山食品株式会社 宮崎県綾町

大山食品株式会社

100年近くにわたり良質なお酢をつくり続けている大山食品株式会社様。「食こそいのち 循環の輪」という構想を掲げ、伝統を守りつつも新たなことに挑戦し続ける4代目の大山憲一郎さんに、会社の概要やご自身の想いなどを伺いました。

生産者プロフィール
社 名 大山食品株式会社
代 表 大山憲一郎
創 業 1930年
所在地 宮崎県東諸県郡綾町大字北俣4538
公式HP https://www.ohyamafoods.co.jp
大山憲一郎 さん
大山憲一郎 さん
生産者プロフィール
社 名 大山食品株式会社
代 表 大山憲一郎
創 業 1930年
所在地 宮崎県東諸県郡綾町大字北俣4538
公式HP https://www.ohyamafoods.co.jp
食こそいのち 循環の輪
──会社の概要について教えてください。
──会社の概要について教えてください。
当社は、1930年にお酢の醸造所として創業した会社です。現在ではお酢に加えてこんにゃくやドレッシング、ソース、お酒(リキュール)などの製造も行っており、さらには、それらの原料となる有機米や有機野菜の生産、OEM(他社ブランドの商品を製造すること)展開、直売店の運営なども行っています。創業地は本社がある宮崎県国富町ですが、隣町にある綾町の地下水が質・量ともに素晴らしく、発酵や醸造、食品製造などに適していたことから、1973年に工場を綾町へと移転させました。今回『コダワリノワ。』で販売するお酢は、この綾工場でつくられた自慢の逸品です。
──原料の生産も手掛けているのですね。
──原料の生産も手掛けているのですね。
商品になる前の原料から意識をするようになった背景には、娘たちの存在があります。娘たちは長いことアトピーに悩まされていたんですが、病院の先生に相談しても、原因を突き止めて根治させるまでには至りませんでした。しかしある時「アトピーの原因は食にある」という考えがあることを知り、藁にもすがる思いで、農薬や肥料を使っていない食材を試してみたんです。すると、娘たちのアトピーがみるみる改善。それだけでなく、私自身の持病もなくなって。その時から食事の質について改めて考えるようになり、自分たちの手で原料づくりを始めました。
──そういった経緯があったのですね。
──そういった経緯があったのですね。
その考えを発展させたのが、当社が掲げる「食こそいのち 循環の輪」構想です。この構想は料理の基本となる「さしすせそ(酒、塩、酢、醤油、味噌)」の段階から自分たちで手掛け、それらを使った商品をつくり、飲食店や卸先のスーパーなどで販売することで、消費者の皆さんに「おいしくて体にいいモノ」をお届けするというもの。そのために農場や鶏の放し飼い、リキュールの醸造所、直売店なども運営しているんです。傍から見ると「何にでも手を出す節操のない会社」だと思われがちですが(笑)、実は一貫した想いが根底にあることを理解していただけると嬉しいです。
100周年に向け、さらなる成長を目指す
──商品についても教えてください。
──商品についても教えてください。
当社で醸造している玄米酢には、私たちの農場で育てられた完全無農薬・無化学肥料の玄米をはじめ、「名水百選」にも選ばれている綾の名水、有機JAS認証を受けた米を使用しています。それら原料は、屋外に置いたカメの中で半年ほどかけて熟成させる「静置発酵」によって、少しずつお酢へと変化していきます。カメを用いたお酢づくりは鹿児島や宮崎などの温暖な地域で見られる製法ですが、1つのカメで300~500リットルの玄米酢を醸造できる三石和甕(さんごくわがめ)を使用するのは、当社がパイオニアと言えるでしょう。深いコクと香り高い旨味をお楽しみください。
──会社の今後について教えてください。
──会社の今後について教えてください。
実は、当社が掲げる「食こそいのち 循環の輪」はまだまだ不完全な状態なんです。「さしすせそ」のうち、「塩」については宮崎県内の良質な塩場を整えている段階で、これがうまくいけば、火入れをせずに塩で発酵を止める伝統のお酢づくりなどにも挑戦してみたいですね。他にも、バイオ燃料で動くトラクターの開発など、循環の輪の拡充に向けた取り組みはまだまだ続きます。創業100周年──2030年に向け、伝統を守りつつもこれまでの既成概念を捨て、お客様や従業員、地域の皆さんから愛される大山食品として、さらに成長し生まれ変わっていきたいと思います。

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