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田中製粉有限会社(福岡県八女市)

福岡県八女市の広大な田園地帯で、250年以上にわたり小麦粉の製粉業を営んでいらっしゃる田中製粉有限会社。8代目の田中宏輔代表取締役に、会社の概要や製法へのこだわり、お客様に届けたい想いなど伺いました。

生産者プロフィール
社 名 田中製粉有限会社
代 表 田中宏輔(代表取締役)
創 業 宝暦年間(1751~1763年)
所在地 〒834-0065
福岡県八女市亀甲405-1
田中宏輔 さん
生産者プロフィール
社 名 田中製粉有限会社
代 表 田中宏輔(代表取締役)
創 業 宝暦年間(1751~1763年)
所在地 〒834-0065
福岡県八女市亀甲405-1
古くから、地元のお客様に愛されてきた
──会社の概要を教えてください。
当社は宝暦年間(江戸時代中期)に創業し、250年以上にわたって八女市亀甲(かめのこう)で小麦の製粉業を続けてきました。福岡県の小麦生産量は全国2位を誇り、特に、八女市のある筑後地方での栽培が盛んです。また、小麦の製粉には製粉機の動力となる水車が必要ですから、近くに川が流れる亀甲周辺には昔から小さい製粉所がたくさんありました。当社の始まりも、そんな数ある製粉所の1つだったようです。今でこそ製粉機の動力はモーターに変わりましたが、昭和40年頃までは巨大な水車を使っていたこともあって、皆さんからは「たなか水ぐるまさん」と呼ばれていました。
──地元の方からの愛情を感じます。
ありがとうございます。確かに、古くからお付き合いのあるお客様には地元の老舗菓子メーカーなどが多く、当社の小麦粉は数多くの菓子職人さんから好評をいただいています。取り扱い商品としても、菓子づくりにぴったりな薄力粉『かめ』『かめ特上』などが昔からの主力です。もちろんそれ以外にもさまざまな商品をご用意し、2015年からはパン用小麦の新品種・ミナミノカオリを使用した準強力粉『みなみの幸』を販売しています。これら小麦粉は金属ロールを使用した「ロール挽き」だけでなく、石臼を使用した「ストレート挽き」も組み込んで製粉しているのが当社の自慢です。
──現代で、石臼は珍しいのでは?
機械化が加速した昭和中期以降は、金属ロールを使用するロール挽きが一般的になったと言えるでしょう。なぜなら、石臼を使用するストレート挽きは非効率で、少量しか製粉できないからです。しかしその分、小麦粉になった時の香りや味わいが違います。石臼の製粉機は回転速度が遅く、熱による小麦の組織破壊が少ないため、それが香りや味わいを生かすことにつながっているんです。おかげで「他と全然違うね」といったお褒めの言葉をいただくことも多く、非常にうれしく思います。
私たちの小麦粉を通じて、福岡の食文化を伝えたい
──小麦は100%福岡産だそうですね。
福岡県で多く栽培されているチクゴイズミやミナミノカオリといった小麦は、世界に誇れる品種ですから。さらに、それらを通じて福岡の食や食文化そのものの素晴らしさを知っていただきたいという想いも強く、だからこそ地元産にこだわり続けて使っています。また、栽培地が近いということはトレーサビリティの観点からも「安心・安全」につながりますし、外国産小麦特有のポストハーベスト農薬(収穫後の農産物に使用する殺菌剤・防カビ剤など)が使用されている心配を抱く必要もありません。そういった点でも、当社の小麦に魅力を感じていただきたいと思っています。
──最後に、メッセージをお願いします。
石臼を使用するのは非効率だと申し上げましたが、香りや味わいに差が出るとはいえ、なぜそんな非効率な製法を続けているのかと思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、昔ながらの製法を守り続けていることは、生産性を犠牲にしてでも品質を重視しているという当社の決意の現れでもあるんです。当社は大規模メーカーに比べると小さな会社ですが、品質に対する信頼を積み重ねてきたからこそ、250年以上にわたって製粉業を営んでこられました。今後も、より多くの方に福岡の高品質でおいしい小麦粉をお届けしてまいります。

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