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かごしま有機生産組合 (鹿児島県鹿児島市)

かごしま有機生産組合

鹿児島県を中心とした南九州各地で、農薬や化学肥料を使用しない有機農業の普及に取り組んでいるかごしま有機生産組合。地球畑代表の大和田明江さん、加工事業課の内德さんに、組合の理念や直営店『地球畑』などについて伺いました。

生産者プロフィール
社 名 有限会社かごしま有機生産組合
代 表 大和田明江
創 業 1984年
所在地 〒890-0101
鹿児島県鹿児島市五ヶ別府町3646
公式HP
大和田明江 さん
大和田明江 さん
生産者プロフィール
社 名 有限会社かごしま有機生産組合
代 表 大和田明江
創 業 1984年
所在地 〒890-0101
鹿児島県鹿児島市五ヶ別府町3646
公式HP
たくさんの人々の健康や環境を守りたいという強い想い
まずは、組合について教えてください。
まずは、組合について教えてください。
私どもは有機農業に取り組む農家と提携し、有機農産物の生産や加工、販売を手掛けている生産者団体です。設立は1984年。活動を始めたきっかけには、高度成長期に顕在化した「公害」や「環境汚染」といった社会課題を後世に残してはならないという想いがありました。当時は農薬や化学肥料を使う慣行農業が今以上に主流でしたが、「安心・安全な有機農業を広げたい」、「人々の健康や環境を守りたい」という理念を掲げ、徐々に仲間の農家を増やしていきました。その数は当初は10戸ほどでしたが、現在では約160戸。有機農家の団体では日本で一番大きなグループに成長しています。
活動する上で大切にしている考えは?
活動する上で大切にしている考えは?
私たちが有機農業運動を進める上で大切にしてきた考え方に「提携」があります。これは「生産者と消費者が連携し、お互いに顔が見える関係の中で農産物をやり取りする」ことを意味し、生産者から消費者に商品が一方的に流れる「売買関係」ではなく、両者が対等な「信頼関係」の上に成り立つものです。信頼を重ねれば消費者の食に対する意識が変わり、それが有機農業を広げる契機にもなります。そうした願いから消費者とつながり合える場として1992年に『地球畑』という直営店をオープンさせました。現在は鹿児島市内でカフェを含む4店舗を運営しています。
今後は農家や消費者との「提携」を一層進めていく
──『地球畑』についても教えてください。
──『地球畑』についても教えてください。
国際的な条件として、オーガニックとは「健康(人間や自然、地球の健康を考えること)」「生態系(生物の相互作用を壊さないこと)」「公正(人と人、人と他の生き物と関係が公正であること)」「配慮(環境や未来に配慮し、次世代に責任を持つ)」という4つの原理に則ることが必要とされています。ところが日本ではオーガニックというと「富裕層向け」というイメージがあり、公正とはほど遠い。地球畑はそういったイメージの払拭に向け、手づくりかつ少量生産でありながらも、すべての人に手に取っていただきやすい価格でご提供できるよう従業員一丸となって努力を重ねています。
──オリジナル商品も扱っているそうですね。
──オリジナル商品も扱っているそうですね。
地球畑で扱っている商品の生産者は多岐にわたるため、それらを同一のブランドでまとめるようなことは近年までやってこなかったんです。しかし私どもの理念をより分かりやすく伝えたいと考えた結果、基準を満たしたオリジナル商品に『地球畑original』というマークを付けることにしました。このマークは、有機にこだわった農産物を使用し、かつ化学合成された添加物を含んでいない商品であると証明するもの。『コダワリノワ』に出品させていただいた『有機ごぼう茶』や『有機ジャム』などはすべて地球畑originalです。雑味のない、素材本来の味をお楽しみください。
 ──最後にメッセージをお願いします。
──最後にメッセージをお願いします。
有機農業を取り入れている農地の面積は、農地全体の何%を占めるかご存知ですか? 実は、たったの0.3%しかないんです。政府はこの数字を2050年に25%まで引き上げるという目標を掲げましたが、有機農業に対する理解がより深まるような新しいアプローチのあり方を模索し、農家や消費者との「提携」を一層進めていかなければなりません。すでに賛同いただいている多くの皆さん、そして、有機農業を支援していらっしゃるオーレックさんなどとともに取り組んでいければと思いますので、ご支援いただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

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