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わかまつ農園 (福岡県糸島市)

わかまつ農園

脱サラ後、知人の勧めから福岡県糸島市に移住して農薬や化学肥料を使用しない自然農にチャレンジしているわかまつ農園。代表の若松潤哉さんに、就農のきっかけや農業に対する想いなどを伺いました。

生産者プロフィール
社 名 わかまつ農園
代 表 若松潤哉
創 業 2013年
所在地 〒819-1641
福岡県糸島市二丈吉井3743-9
公式HP https://itoshima-olive.com/
若松潤哉 さん
若松潤哉 さん
生産者プロフィール
社 名 わかまつ農園
代 表 若松潤哉
創 業 2013年
所在地 〒819-1641
福岡県糸島市二丈吉井3743-9
公式HP https://itoshima-olive.com/
環境や自然に配慮した仕事がしたかった
──まずは、農園について教えてください。
──まずは、農園について教えてください。
福岡県の西部に位置する糸島市は、海と山に接した非常に温暖な地域です。私どもはそんな糸島の恵みを活かして、農薬や化学肥料を使用しない自然栽培に近い自然農を営んでいます。生産しているのは、甘夏みかんをはじめ、オリーブ、イチジクといった十数種類の果樹や野菜など。一部のフルーツは『農香(のうか)シリーズ』という加工品としても展開し、環境にも肌にも優しい植物由来の洗剤などは、手が荒れやすい私の妻を筆頭に多くのお客様から好評をいただいています。2021年には、直売所を併設した農家カフェ『りた』もオープンしました。
──就農のきっかけは何だったのですか?
──就農のきっかけは何だったのですか?
千葉県に生まれ、主に関東で育った私は東京で会社員生活を送っていたんですが、ある時、脳に腫瘍が見つかって入院することになりましてね。命の危機を前に価値観が変わり、もっと自然体で生きながら、世の中に役立つ仕事がしたいと思うようになりました。では「世の中」とは何かと考えると、それは「人の暮らし」だけを指すのではなく、「環境」や「自然」も含んだものと捉えることができます。だとすると、人の役に立つのはもちろんですが、環境や自然にも配慮したサスティナブルな仕事をする必要があるな、と。そういった想いから、農家という道を選びました。
身の回りにある課題を解決し続ける
──経験ゼロからの就農は苦労したのでは?
──経験ゼロからの就農は苦労したのでは?
私は、世の中に存在する仕事はすべて「課題解決につながる答えを見つける」という点に集約されると思っています。例えば、営業マンであれば顧客のかゆいところに手が届く提案をする、農家であれば農作物がより育つ方法を見つける、この2つは大きく違うようで、考え方の根っこは変わらない。つまり、経験ゼロとはいえやることは同じなんです。専門書籍の活用や、知見のある方へのヒアリングなどは会社員時代でも日常的に行ってきたことなので、まったく苦とは思いません。むしろ、日々新しい知識に出会い吸収し、実践できることが非常に楽しいんです。
──では、身に付けた知識を活かして、どのような農業を実践しているのでしょうか?
──では、身に付けた知識を活かして、どのような農業を実践しているのでしょうか?
まずは、病気に負けない土づくりからです。良い有機物を入れて土を肥やすとともに、自然治癒に不可欠なミネラルを補うため牡蠣殻を撒いたりしています。雑草も土にすき込むことで有機物として働いてくれるので、オーレックさんの乗用草刈機『RABBIT MOWER』の力を借りた自然な草刈りも欠かせません。病害虫に対しても農薬は一切使わず、木に穴を開ける害虫は1匹ずつ手で取り除いています。このように果樹や野菜の育つ力を手助けしながら、できる限り自然と共存する農業を実践しています。
──最後に、メッセージをお願いします。
──最後に、メッセージをお願いします。
私は今まで、「農薬や化学肥料を使うとサスティナブルな農業が実践できない」という課題に対しては自然農法という方法を試し、「石油由来の洗剤は環境や肌を痛めやすい」という課題に対しては植物由来の低刺激な洗剤を開発する、といった解決策を見出してきました。このように、問題意識を持って身の回りにある課題を見つけ、解決していくことは、第二の人生を歩む私にとっての使命であり指針です。カフェの店名にもなっている「利他」の精神で課題解決に挑戦しながら、循環型の暮らしに寄与できる新しい商品やサービスの提供につなげていきたいと思います。

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