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太陽梅 平島農園 (福岡県八女市立花町)

太陽梅 平島農園

代々受け継いできた伝統の梅干づくりを守り続けるとともに、梅木の低農薬栽培などにもチャレンジする平島農園。4代目の平島亮介さんに、低農薬栽培を始めたきっかけや、梅干づくりのこだわりなどを伺いました。

生産者プロフィール
社 名 太陽梅 平島農園
代 表 平島洋子
創 業 明治年間
所在地 〒834-0074
福岡県八女市立花町谷川315-2
公式HP https://www.taiyobai.jp
平島亮介 さん
平島亮介 さん
生産者プロフィール
社 名 太陽梅 平島農園
代 表 平島洋子
創 業 明治年間
所在地 〒834-0074
福岡県八女市立花町谷川315-2
公式HP https://www.taiyobai.jp
「セオリーの見直し」から始まった挑戦
──まずは、農園について教えてください。
──まずは、農園について教えてください。
明治年間創業以来、八女市立花町で先祖代々梅農家を営んでいます。この地域は昔から農業に適した場所として評価されているのですが、そんな自然豊かな環境を活かして育てているのが、品質の高さから「青いダイヤ」と呼ばれている希少種「七折小梅」です。今から約35年前から栽培している七折小梅は果肉が多くて柔らかいのが特徴で、伝統 の製法で梅干にすると、白いご飯と非常によく合いましてね。おかげさまで、4年に1度開催される全国梅干コンクールでは、2011・2015年と2大会連続で入賞(うち、2011年大会では最優秀賞を受賞)することができました。
──梅木は低農薬栽培をしているそうですね。
──梅木は低農薬栽培をしているそうですね。
父の代から取り組んでいます。慣行栽培を行っていた頃の母は、除草剤により皮膚の炎症などを起こすことが多かったんだそうです。そういった経験から「人体に影響のあるものをたくさん使っていいはずがない」と考え、低農薬栽培を始めたと聞いています。父がまず取り組んだのは「セオリーの見直し」でした。慣行栽培では通常、永年のセオリーに従って1年に14~15回の農薬を散布します。しかし、梅木の様子や病害虫の付き方をより深く観察し、より適切な農薬散布のタイミングを見極めれば、その回数は最高で4回程度にまで減らせることが分かったんです。
──タイミングの見極めは大変だったのでは?
──タイミングの見極めは大変だったのでは?
そうですね。農作物は通常、1年に1回しか収穫できません。ということは、たとえ10年にわたって低農薬栽培を続けたとしても、タイミングを見極めるチャンスは10回しか訪れないんです。しかも、雨が多い年、猛暑になる年、病害虫が流行る年……と状況は毎年変わり、それによって梅木の育ち方も大きく違ってくるので、「正解」がありません。でも、セオリーに従う農業をしていた頃より手間がかかるようになった反面、梅農家としてのやりがいは大きくなりました。試行錯誤に終わりはありませんが、今後も、低農薬による栽培を続けていきたいと思っています。
八女の地で4代にわたって受け継いだ伝統を守り続ける
──梅干のこだわりも教えてください。
──梅干のこだわりも教えてください。
スーパーなどに置いている量産品の梅干と大きく違うのは「塩」でしょう。量産品の梅干を製造する際は、不純物をほとんど含まない精製塩を使用するケースがほとんどです。しかし、精製塩は自然界に存在しないものなので、人体にとっては逆に不自然なんですよね。一方、私どもの梅干に使用しているのは、海で採れたミネラル豊富な天然塩です。また、塩以外には当農園で栽培した無消毒のシソしか加えておらず、保存料・着色料ゼロを実現しています。量産品の梅干を食べた時に感じる塩辛さとはまったく違う、まろやかで優しい刺激を楽しんでいただきたいですね。
──最後に、メッセージをお願いします。
──最後に、メッセージをお願いします。
時代が下るとともに梅干のバリエーションは広がり、今では、ハチミツやカツオ節などで味付けされた調味梅干も珍しい存在ではなくなりました。しかし白いご飯との相性という点では、「梅」「塩」「シソ」だけでつくられたシンプルな梅干に勝るものはありません。それを証明するように、あるお客様からは「平島農園の梅干のおかげで、寝たきりだった母がご飯を完食するようになりました」という、うれしい言葉をいただいています。今後も、4代にわたって受け継いできた伝統の製法を守り続け、お客様の期待に応えていきたいと思います。

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