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蛭子屋合名会社 福岡県飯塚市

蛭子屋合名会社

老舗の味噌醸造元である蛭子屋様は、100年にわたり「ヱビス味噌」を販売。近年は、有機原料を使用した味噌の展開もスタートしています。将来の4代目である安藤祐基さんに、会社の概要や味噌づくりのこだわりなどを伺いました。

生産者プロフィール
社 名 蛭子屋合名会社
代 表 安藤茂友
創 業 1916年
所在地 〒820-1114 福岡県飯塚市口原746
公式HP http://www.misoyanokitchen.com/
安藤祐基 さん
安藤祐基 さん
生産者プロフィール
社 名 蛭子屋合名会社
代 表 安藤茂友
創 業 1916年
所在地 〒820-1114 福岡県飯塚市口原746
公式HP http://www.misoyanokitchen.com/
気分に合わせて「遊べる」味噌を提案
──会社の概要について教えてください。
──会社の概要について教えてください。
当社は味噌の醸造元として、飯塚市で100年にわたり「ヱビス味噌」をつくり続けてきました。創業は1916年。3代目である父が代表を務め、私は将来の4代目という位置づけです。現在は米味噌や麦味噌、合わせ味噌などを合計17種類ほど製造しており、熟成期間についても、2~3ヵ月程度のものから1年もかけるものまで幅広くラインナップしています。また、お客様のご希望に合わせたオリジナルレシピの味噌や、様々な料理の隠し味として使える味噌の加工商品なども展開しています。品質管理にも注力し、2019年には食品安全に関する国際規格、ISO22000を取得しました。
──非常に多彩な商品づくりをしていますね。
──非常に多彩な商品づくりをしていますね。
そうですね。当社がこのような多彩な商品を手がけている背景には「日本人の味噌離れ」があります。時代とともに日本人の食生活は変わり、味噌を使う最もポピュラーな料理「味噌汁」を飲む人は大きく減少しました。1人あたりの味噌消費量も右肩下がりの状況です。そこで私たちは、「味噌汁以外の食べ方を提案したい」と考えました。『コダワリノワ。』で販売するBIO MISOシリーズ(有機玄米味噌、有機麦味噌、有機合わせ味噌)も、その流れから生まれたもの。「味噌をコーヒーやチョコレートのように気分に合わせて遊んでほしい」という想いからつくられた、こだわりのクラフト味噌です。
──それら3商品についても教えてください。
──それら3商品についても教えてください。
通常、九州地方では熟成期間が2~3ヵ月程度の甘い味噌が好まれる傾向にあるのですが、これら3つの商品はもともと海外展開向けに仕込まれた味噌だったこともあり、1年という長期熟成でつくっています。甘い味噌に慣れている方にとっては濃いと感じる味かもしれませんが、長期間熟成した味噌は旨味やコクが抜群です。有機玄米味噌は肉野菜炒めや煮込みハンバーグの隠し味として、有機麦味噌はカルボナーラやチーズソースの隠し味として、有機合わせ味噌はトマトソースやデミグラスソースの隠し味として。いい意味で味噌のイメージを覆すことができる使い方を提案しています。
これからも、健康と笑顔を食卓に
──有機味噌の製造時におけるこだわりは?
──有機味噌の製造時におけるこだわりは?
それぞれの商品についている「有機」という名前の通り、原料となる大豆や玄米、大麦は有機栽培されたものしか使用していません。仕入れは有機専門の卸問屋さんを通じて行っており、当社においても、厳しい基準を満たした有機JAS認定を受けた弊社工場で製造を行っています。有機JAS認定を維持するには複数の管理項目をクリアする必要があるため、現在はそれらの管理がよりスムーズに行えるよう、社内システムの改修にも取り組んでいる最中です。改修がうまくいけば、現在の高品質な商品をより高効率に製造できる環境が整います。
──会社の今後について教えてください。
──会社の今後について教えてください。
当社の商品ラインナップを見ると、まだまだ拡充の余地があると思っています。例えば、現状だと有機原料を使用した味噌は長期熟成のものしかありませんが、九州にお住まいの方にとって馴染みのある、熟成期間が短い甘い味噌についても、原料の有機化を図っていきたいです。その上で、今後もISO22000や有機JAS認定に裏付けされた「安心・安全」な商品作りを徹底し、「健康と笑顔を食卓に」という当社の経営理念を実現していけたらと考えています。おいしく、体にも優しい当社の味噌をよろしくお願いいたします。

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